2004-11-18から1日間の記事一覧

演劇と映画

デ・ニーロが村上龍に語った。 役者がどんなにいい演技をしても、映画は編集しだい。 でも舞台となると、演出家の出る幕はない。 いったん幕が開けばそこは役者の独壇場。だから演技派と呼ばれる役者は舞台を好む。 でもデ・ニーロは映画の方が好きだという…

言葉を最後まで我慢すること

映画を見て「すごい」と書くのは簡単だが、 なぜすごいのかを自分の言葉で表現するのは難しい。批評に意味が生じるのは、対象がもつ価値を引き出せたときだという話を最近聞いた。悪口ならいくらでも書ける。 しかしいいところとなると「すごい」「すばらし…

今日電車に、いまどきの女子高生(俺はおっさんか)の格好をした女の子が乗ってきた。

お腹が大きかった。視線が集まる。仮にお腹の大きなOLと比べると、お腹の大きな女の人という点で何ら違いはないのに、おそらく社会の反応はまるで別。 彼女がどんな思いで学校に通っているか、知るよしもない。 辛い思いをしているかもしれないし、 ひょっ…

東北沢と代々木上原の間に、尖塔のついた美しいモスクがあった。

薄汚れたビルに挟まれて景観もクソもない。宗教建築って、俺みたいな無宗教者でもハッとさせる一種の荘厳さがある。その奥深さというか、もっと言えば「何だかんだでよく分からない、その意味不明さ」が宗教の本質なんだろうか。

読売新聞の販売所にあったポスターのうたい文句。

「新聞は?ーそこから始まる家族の会話。」 「新聞くらい自分でとってきたらどうなの」で終わる家族もある。 【追記:http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20040902k0000e040003000c.html】