言葉を最後まで我慢すること
映画を見て「すごい」と書くのは簡単だが、
なぜすごいのかを自分の言葉で表現するのは難しい。
批評に意味が生じるのは、対象がもつ価値を引き出せたときだ
という話を最近聞いた。
悪口ならいくらでも書ける。
しかしいいところとなると「すごい」「すばらしい」で片付いてしまう。
実際そう感じる彼/彼女のこころに偽りはないだろう。
しかし本当に言葉を操ることができるひとというのは、その簡単な言葉が口をついて出てしまいそうになるのを我慢して、別の言葉を探しにいけるひとなのだろう。
そういうひとになりたい。
が、道は果てしなく遠い。