2004-11-18 演劇と映画 芸術 デ・ニーロが村上龍に語った。 役者がどんなにいい演技をしても、映画は編集しだい。 でも舞台となると、演出家の出る幕はない。 いったん幕が開けばそこは役者の独壇場。だから演技派と呼ばれる役者は舞台を好む。 でもデ・ニーロは映画の方が好きだという。 「作品として残るから」。 映画は撮り終って上映が始まったらもう戻れない。 撮影の一瞬一瞬が勝負。演劇のように、演技中に客の反応を見ることもできない。 一度映画の撮影現場に行って、役者の表情をこの目で見てみたい。