Keen Insight 

初出勤日からふつーに泊り込みでこの3連休も全部出勤ってどういうこと…。
まぁ今の職場は飯を食う時間だけはきちんと確保したい人らが集まってるので、それだけは幸せだと思います。
今日は昼過ぎで解放されたのでこれからメガネと服買いに行きます!

んで今年はもっと成長するぞ!と思ってるのに、相変わらず仕事のやり方が雑で、しかも遅い。

いまの中ボスは俺が上げた資料をそのまま使うし、細かいことも全然言わない。早くやれ早くやれとも言わない。前の中ボスの激詰めっぷり(一字一句クソ細かいとまで見てくれはる)とはえらい違いだ。

それはそれで自分的にはやりやすくていいのだが、逆にいえば、それだけ自分で厳重なチェックをしなきゃいけない環境に今いる、ということにもなる。自分の書いたものが場合によってはそのままスーッと外に出てしまう。何かあったときの責任はやっぱ自分にある。

こういうときこそ仕事のやり方の基本に立ち戻らんといかん。

①仕事を依頼されたときにきちんと趣旨を確認する。
「誰が」「いつ」「どこで」「何のために」「どういう内容」の最低5ポイント。特に「何のために」が重要。どれも当たり前のことやけど、ボスに上げるとき説明を求められると、意外に肝心な部分が抜けてたりする。だから仕事を受けた時点で疑問に思ったことは先に全部聞いておくべき。

②先にやれと言われた仕事は何が何でも先にやる。
今やってる仕事が「あともう少しで終わりそうだから…」ってので順番を勝手に入れ替えるのはいい加減やめた方がいい。その仕事の重要度、終えるべきタイミング、予想される作業時間の3ポイントがプライオリティの基準。今抱えててもうすぐ終わりそうな仕事かどうかは関係がない。だから、いつ追加発注が来てもいいように仕事の進め方も整理しておく必要があるが、これのやり方がまだ自分の中で確立してない。

この2つに尽きる。4月からは後輩がやってくる。1年も仕事やっとんのにあんまアホな姿は見せられない。四半期における仕事の最低目標はこれにしとこう。

だけどよく見るとどっちも受け身の仕事姿勢だな…んぢゃもう1個、年間目標として。

③上司の意図を先取りする。
席を立ったときにでもさりげなく上司のやってる仕事をチラッと見て、何を考えてるのか、次に来そうな仕事、先手で自分からやっといてあげたほうがよさそうな仕事を予想する。これははっきり言って難しい。失敗すると時間も労力も文字通り水の泡になる。けど、機会があるとごとにチャレンジするべき。そうすることで、自分が管理職なら次にどういう課題を発見するか、そのために具体的にどういう作業が必要になるか、それをどのタイミングで誰に発注するかという感覚がちょっと掴める。あと2年もしたら係長になって少し責任が重くなる。そのときに戸惑うことがないよう、今から少しずつ馴らしておくべき。



ただ、この業界を1年見てきて気づいたのは、官僚にも2種類あるということだ。官僚的官僚と、政治家的官僚。この境目はどことはあえて言わないが、だいたい一定の線引きが可能だと思う。

そのラインより下のレベルは、まさに政策の企画立案を担うという意味でまさにイメージ通りの行政官。そのラインより上のレベルは、対外的な説明・交渉・調整を行って幅広い合意を形成するのが主な仕事。その意味で政治家的な色合いが強い。

したがって、その人がどちらのタイプの思考をしているかで仕事の方向性が全然変わってくる。同じ人でも時と場合によって官僚的であったり政治家的であったりする。

その結果、その人が誰を相手に何を言おうとしているか、が全然違ってくる。官僚的官僚が考えそうなことと、政治家的官僚が考えそうなことは必ずしも一致しない。むしろ不一致によって方針が何度も変わる場面を俺は見てきた。

だからこそ、①の「仕事の趣旨の確認」と③の「意図の先読み」は極めて重要になってくると俺は考えている。サッカーの22人よりはるかに多い数のプレーヤーが同時にピッチに立ってるゲームだと考えればいい。とにかく色んなところに目を配って先を読まなきゃいけない。

先読みと目配りなんて俺が最も苦手なことだが、これが出来ないとこの業界に限らずどこの世界でも生きていけない。頑張ろう。