グリーンビール

栄えあるエントリNo.1は、不覚にも再訪したUSJで飲んだグリーンビール。


ご覧のごとくまじで緑。遠目にみたらええ年こいたおっさんがアホみたいにメロンソーダ飲んでるようにしか見えん。


ペパーミントの味でもすんのか?という予想に反して、何の変哲もないピルスナー。じゃあ何で緑やねんということで由縁をちょっと調べてみたら、あるサイトで↓の記述発見。

「グリーン・ビール」とは、(中略)毎年3月17日アイルランド守護聖人とされる聖パトリック St. Patrick (387-461)を祝うお祭りで飲まれるビールのこと。このお祭りでは、みんな緑色の服装で着飾り、この祝日を祝います。食べ物も緑色を食します。そこで、ビールもというわけです。味の方はというと、緑黄色テイストではなく、染料でビールを着色しているため、きちんとビールの味がするということです。シカゴで行われるこのお祭りでは、染料で川が緑色に染められることでも知られています。また、緑色の服を身につけていなければ、この祭りの輪に入れないだけでなく、「つねる」pinch されてしまいます。緑色の服装を身につけているにもかかわらず、つねられてしまった場合には、2倍にお返ししてもいいとのこと。
http://www.captiondvd.com/dvdstudy/2004/migi09.htmlより)

うをー確かに飲んだ店はNYのアイルランド移民向けな酒場をイメージした店やったし、店の看板にSt.パトリックとか書いてあったな。びあなびで「アイルアンド」で検索しても出てこなかったので正式な商品としては販売されてないのかもしれません、あくまでお祭り用なので。味はどこにでもあるふつーのビールなので、どうしても飲みたけりゃ着色料買ってハイネケンにでもぶち込んで下さい。ビールそのものより、つねるつねり返すの風習のほうが気になる…

ちなみに、ビールの醸造用語でも「グリーンビール」なる言葉があるみたいだが、これは麦汁に投入された酵母が10日間の仕事を終えて主発酵が終わった段階の状態を指す。要はとても飲めた代物ではない、青いリンゴ的状態ということで「グリーンビール」。アイルランド発祥のビールとは全然別の意味です。

さらにちなむと、ビールが苦手やけど飲めるようになりたいという人に、ファーストステップとしてお勧めしたいのがベルギーの「Newton」。

よくまぁこんなひねりのない名前つけたなと思いますが、中身は青リンゴのビールです。リンゴ果汁を加えてるのでほんのり甘い。アルコール度も3.5%しかないので酒に強くない人も飲みやすい。シードルとビールを足して2で割った感じ。飲み屋で出してるとこがあるかは知らんが、酒屋で探せば見つかると思います。色も薄め・透明なので、食前酒にもいいかも知れません。

これに慣れたら白ビールにうつって、これにも慣れたらあまりホップの効いてないものを選びながら徐々に普通のラガータイプに移行してくと、気づいた頃には「ビールはちょっと…」と言っていたあなたのおなかまわりは堂々たるものになっているはずです。

そういうわけで、気が向いたら映画レビューよろしくビールレビュー書いて行きます。