新学期

がそろそろ始まるということで、今週はひたすら毎日履修登録の説明会。を兼ねて(というべき)、新歓的なパーティーが続いております。

で、サマーの友達とも愚痴りあってますが、もうfed up。要はいろんな人とちょっと挨拶して、会話して、というのを繰り返すだけの毎日。たぶん俺は昨日今日で50人くらいと話したけど、そん中でちゃんと連絡先聞いてコンタクトとりつけたのは10人くらいだな。。

こういう時間の使い方はもったいない!!とメキシコ人の友達がボヤいておりました。彼女は若干このchaoticな状況に嫌気がさしてるようで、confused and uneasyのようです。

まぁたぶんこういうお祭り騒ぎもどうせあと1〜2週間で終わって、ふと気づいたらみんな涼しい顔して勉強に集中し始めるんだろうから、そういう波にだけ乗り遅れないように気をつけようと思います。

いくつか最近の出来事から。

*はじめてアフリカ系の友人ができた。ガーナ人の女の子。"In Japan ur contry is so famous for chocolate that we have chocolate bar named 'Gahna' "と言ったら非常に喜んでいた。

*そのガーナ人を含む同級生の女の子たちとしゃべっていたときに、"In spring many Japanse guys hold a drinking party under cherry blossom trees, but they don't look at the trees at all. And the first task of freshman is to save the best place to hold the party under the trees, so they have to bring sleeping bag with them."と教えてやったらなぜかウケていた。外で飲む、というのが面白かったらしい(アメリカでは公共空間での飲酒は多くの州で禁止されている。NYもそう。)しかし、なぜだ。。そんなにこの話がおもしろいか。。意味が分からん。。


イラクに駐留してたという国務省勤務のアメリカ人ギャルと知り合った。しかしちっとも俺の英語力に合わせてくれようとしない。俺が彼女の英語がよくわからないので聞き返すと、あからさまに「ちっ、こいつだりーな。なんでいちいち説明しなおさなきゃいけねーんだよ」とその釣り上った眉毛が雄弁に物語っていた。仕方ないやん。。こっちはまだまだ発展途上国なんですから。。

*前述のメキシコ人の女の子は異様におしゃれ好きである(悲しいことにちょっとデブだが)。そういうおしゃれで新しいもの好き人たちのことを彼女はhipsterとかalternativeと呼んでおり、光栄にも彼女の視点によれば俺もhipsterらしい(どこがだ)。何でやねんと聞くと、「あんたはあたしと同じにおいがする。要は考えるより先に行動するやろ」。わずか1週間の付き合いなのによくご存じで…。。

*SIPA生以外で最近仲がいいのが先日の記事にも書いた、中国系だけど日本語が堪能なI-house residentの女の子である。自分のことを韓国originの中国系の日本育ちだと説明していた。東アジアを制覇している。知り合ったときはこっちの番号を教えなかったもんだから、わざわざ下の階に下りてきて、他の部屋のひとに「この階に**って名前の日本人住んでるか」と聞きまくって俺の部屋を探り当てた。Finding N***だ!と喜んでいた。勝手にしてください。。22歳のガキんちょなので元気なもんである。(それを思うと俺はおっさんになったなぁとつくづく思う)。早稲田の国際教養学部の一課程でロスに1年留学していたこともあって、英語が非常にうまい。というか1年いただけとは思えないくらい流暢で、何でやねんと聞くと、「たぶん中国語ができるから、発音とかはうまくなりやすいんだと思う。」。基本的に会話は英語で、込み入った話になったら日本語でやっとります。ちょうどいい英語の先生代わり。

*あまりサマー時代からの友達のことを書いてなかったのでちょっと。34人もいるので、全部は書けないので一番仲良しの面々を。

スペイン人の女の子:ぶっちゃけ最初からこの子に萌えていたわけで、スペイン語を必死に使ったりして無駄なアピールを続けていたが、結局どうもトルコ人とくっついた模様。しかし、仲はいいわけで、「あんたは何でもorganizeしてくれるから家族にいてほしいわ!」と言われ、明日からアメリカに遊びにやってくる彼女の妹をどうも紹介される模様。事前に写真まで送りつけられてくる用意周到ぶり。のわりに、最初に送られてきた写真は赤ちゃんのときの写真だったので(どうやら手違い)、「what a cute baby!」と返したら「あんた、何言ってんの、まだ会ってもないのに早速babyとか言っちゃって」と間抜けな会話になってしまった。お願いしますよ。。

フランス人の男の子:赤ワインがダメ、チーズがダメ、オリーブがダメというおよそ嘘くさいヨーロッパ人であるが、映画とポップコーンをこよなく愛す、お茶目な25歳。身長は俺よりデカいにもかかわらず、生まれ持ったその独特の柔和さで、女の子の集団にひとり紛れ込んでいても何の違和感もないし、普通に会話している。すげーやつだ。フランス語なまりがかなりヒドいので、何言ってるかよくわからないときが多いのが難点。。秋以降に公開される「チワワ」という映画が見たくて仕方ないらしい。

メキシコ人の男の子:くりくりヘアーの26歳。はっきり言ってうちのクラス1優等生で気立てのいい、超優しい男である。みんなからの信頼も厚い。フランスのScience Poで政治学の学士を取得している模様。そこでオランダ人の彼女と出会ってもうかれこれ6年。ちなみにその彼女はNYUでLLMを取得後、NYの事務所で弁護士として活躍中。さすが外人なので、公私混同というか、もう彼女もひっくるめて何回飲みに行ったか分からない。

韓国人の男の子:航空物理学の学位を取得後、なぜか人権NGOに入ってアフガニスタンやアフリカで活動した経歴を持つ、異色の男。NGOの力を信じてはいるが、財政面等でのオペレーション能力の弱さを感じ、SIPAでマネジメントを学びたいとやってきた。わがクラスの野郎集団「お前・チングヤクラブ」の自称プレジデント(チングヤとは、チング(親友)に呼びかける際いに使う言葉。「お前」に相当)彼が「クラブの名前が長いから『おまちんクラブ』でにしようぜ」とキラキラした目で聞いてきたので、「悪いこと言わんからからそれだけはやめとけ…」と諭しておいた。



そんなこんなで、要はグローバリゼーションってのはこういう変なやつらを世界の一都市に集約する力を持った奇妙な現象なんだとつくづく感じた。

俺はこの街で一体何をつかんで帰ってくるんだろう。。