グローバる。


NYへ来てもうすぐ2か月。とりあえずしゃべるのはだいぶうまくなってきた気がする。発音も「他の日本人よりずっとネイティブに近いから聞きとりやすい」と言ってもらうことが多いので、少しずつ上達はしとるんだろう。

が、いかんせん、リスニングが全くできていない。どうしよう。マジで焦る。



まぁそれはさておき(さておけないんだが…)、NYへ来て思ったこと、それは「何て俺は世界の国々について無知なんだろう。。」ということ。

いろんな国のひとに会う。向こうが一生懸命、日本のことで知ってることを披露してくれる。アニメでも、ゲームでも、音楽でも、文学でも、なんでもいいので、必死で「俺/私、これ知ってるよ!」と言ってくれる。

それに対し、俺は多くの国について全然何も知らない。かろうじて自分が旅行した国のことならちょっと言ってあげられるくらいで、そうでない国(特に南米やアフリカ、そしてこともあろうに東アジアの2国…)となると、全く知識がないので、何も言ってあげられない。

別にそれはそれでいいんだろうと思うけど、すごく自分的にさびしい。。もうちょっと世の中知らないとダメだな、と小学生みたいなことを改めて思った。


こっち来て新しくできた友達の出身国を振り返ってみると、北米(アメリカ、カナダ)、中南米(メキシコ、ペルー、コロンビア、ブラジル)、ヨーロッパ(スペイン、ドイツ、イタリア、フランス、イギリス、ポーランドチェコ、オランダ、デンマーク、スイス、オーストリア)、アフリカ(タンザニア、ガーナ、コンゴ)、アジア(中国(北京、上海、香港)、韓国、タイ、インド、ドバイ、イスラエル、トルコ)…。自分の人生でこれだけ多くの国のひとと出会ったことは一度もない。しかし、このうち、どれだけの国のことを知ってるかと問われれば悲しくなる。


それに気づいただけでもこの国に来た甲斐があったと言うべきかもしれない。
こんな状態でVisit Japanとか言ってる場合ではない。


それから、こっちに来てから自分の頭の中に占める「中国」という国の存在が少しずつ大きくなってきている。この国はほんとに不思議な国だ。いままで頭の中に巣くっていたイメージが少しずつ変わりつつある。ただ、俺が仲良くなった連中はすべてペキニーズ、シャンハイニーズであることを忘れてはいけない。中国は広い。いくつもの顔と矛盾を抱えた、一筋縄ではいかない大国なのだ。