13年目

阪神大震災から今日で13年。毎年「あっという間だったな」と思うが、ほんと月日の流れは早い。

神戸の街はもうほとんど震災の爪あとを感じさせない。人口も震災前以上どころか過去最大の153万人になった(H20.1.1速報値。http://www.city.kobe.jp/cityoffice/06/013/toukei/pdf/jinugoki/19kijisoku.pdf)。街中にあふれていたホームレスの姿もだいぶ少なくなった気がする。

その一方で、まだまだ地震の影響から抜け出せない生活を送っているひとたちもたくさんいる。

自然災害は誰にも等しく起こるのに、それが残す結果は決して平等ではない。

そういう不条理を少しでも生まないために、何か貢献できたらと思う。

耐震偽装の対策に、結果はどうあれ自分の全精力を注ごうと思ったのも、こういう悲惨な経験をするひとを一人でも増やしたくないという個人的な思いがあった。

税金で生かされてる役人の存在価値なんて、そういうところにしかないんだから、そこに必死にならなきゃ仕事やる意味がないと思う。

ちなみに日本を代表する貿易都市・神戸出身だから海事局に配属されたのかな、と思ったりもするのだが、実は神戸の港湾都市としての特徴や機能についてはあまり知らない。もうちっと勉強せんとなぁ…。