映画本

読むスピードが買うスピードに追いつかない。最後の10%引きだと思って生協で買ったが、実は31日までの仮組合員証もらえた…。うをー…


『映画の授業 −映画美学校の教室から』青土社2004、2400円)
黒沢清青山真治らがTHE FILM SCHOOL OF TOKYOで行った講義をもとに作られた一冊。冒頭の高橋洋が書いた脚本論をチラッと読んだがおもろい。いつも漫然と映画を見てきたのでそろそろメリハリをつけて(要は技術的な部分をもっと体系的にかつ詳細に)鑑賞できるようになりたいなということでこの1冊。作り手が何を考えているのか知りたい。俺には映画の全シーンを理解することなど到底できないが、それでもひとコマひとコマに製作者の何らかの意図が含まれていると信じたいのである。R校時代のN先生が「映画の画面の隅々まで見ること」といい続けた意味はたぶんそこにあるだろう。


『ハリウッド映画史講義』筑摩書房1993、2100円)
手ごろな蓮實重彦の本を手始めに一冊欲しいなと思って買った薄っぺらい一冊。まだ読んでないが、帯には「ハリウッドの崩壊は実は輝ける50年代にすでに始まっていた」旨の刺激的な意見が紹介されていておもろそうだ。


というわけで生まれて初めて映画関係の本を買ってみた。