ジョセフ・ナイ

今日は一日家でJ.ナイ『国際紛争』を読んでいた。

本を読むのが依然として強烈に遅い俺は、今までかかってやっと200ページまでたどりついたが、読んだ内容すっかり忘れた。


アホや。



ナイの議論のスタイルはF先生とすごく似ている。

・歴史を丁寧に調べた上で一般化し、その限界を考える。

ナイは言う、
「歴史の誤解から逃れたければ歴史を多く読むしかない。少しではだめである」。
うをー。相当ショッキングな文章です。

・問題点を簡潔に示した上で、思考パターンを「4つの考え方がある」などと始めに書いて、議論の展開を明確にしている。基本的にはQ&A方式に近い。


まぁどれも物を考えて人に説明していく上での基本なんでしょうな。。。へこむ。



それにしても、明日の国際政治、先生の過去問をみる限り、かなり書き辛い。

いろいろ勉強してきて一番感じたのは、


圧倒的に歴史認識が足りないこと。



受験以来全然ちゃんと歴史を勉強しなかったから、というのは単にいいわけに過ぎない。ただ、俺が怠慢だっただけだ。


歴史が物事を考えるうえでこれほど有益なリソースだとは高校時代は思ってもいなかった。
確かに、「歴史に学ぶ」程度のことは「知って」はいたものの、それが一体どういうことなのかは全く「分かって」はいなかった。

単にある事実から教訓を引き出すだけではない。

自分が考えた一般論に対して、その根拠となる事例をどれだけたくさん、あるいはどれだけ丁寧に分析できるか、ということも極めて重要である。

つまり、帰納法だけじゃなくて演繹の能力も持ってないとダメってこと。

帰納と演繹の対立は、イギリス経験論と大陸合理主義の対立に代表されるように、非常に古い歴史があるが、とりあえず今は、両者は相互補完的な関係にあって、場合に応じて適切に使い分け、あるいは時には同じ物事の分析に際して重層的に使ってどちらが有用かを確認していくことが現段階の俺の力では必要なことなんだろうと思っている。


てわけで、明日のテストでどれだけ具体性のある文章が書けるかどうかが俺にとっての評価の分かれ目です。うー全く紛争の事例とかしらんぞ。やばいなー。


とりあえず今からシケプリをもう一度ザッと見返します。
(現在午前4時前・・・。死ぬ・・・。)