震災

今日は兵庫県南部および淡路島の大地震から9年。
あれは俺の人生に大きな衝撃を与えた。
多くの方が命を落とした。
現代の大都市に直下型地震が起こるとこうなるということをまざまざと見せ付けてくれた、自然からの厳しい教訓でもあります。

たぶんあの地震を経験していない人には、リアリティをもって大地震について考えてみることは難しいはずだ。それはむしろ当然だろうし、俺もあの地震を経験するまで地震の怖さなんて考えたこともなかった。

しかし、地震は人間の生活をその名の通り根底から揺さぶって破壊していくものだということだけはみんなに認識してほしい。日頃から家具の安定性とか、ガスの元栓のこととかをちょっとでも気にかけて生活するだけで被害の拡大を食い止めることにつながる。それは何もあなたの命を守るだけではない、あなたのそばで生活しているひとに被害が及ぶのを防ぐことにもなる。

現代における地震被害の拡大のことを「人災」と呼ぶのは決して誇張でもなんでもない、事実だと俺は思う。

年々地震の記憶が薄れていく自分を感じる。それはいいことなのかもしれない。しかし、そこから学ぶべきことを忘れていいわけではない。

地震という稀有な経験を持つ神戸人としての責任をまっとうすべく、みんなに訴えさせてもらいました。