STEAM BOY

【要注意】ネタバレあり


テレビで。深夜だったので途中で寝てしまったが…。

何かどこから見てもラピュタなんですけどこれ…。一体どこにオリジナリティがあるんでしょうか。

?主人公は産業革命後のロンドンで暮らす労働者階級の少年。=同じくおそらく産業革命後の世界の炭鉱で働く少年が主人公。

?じいさん、父さんは発明家で、地元では変人扱い。=パズーの父さんもラピュタを見たと言って誰にも信じてもらえないまま死亡。

?ある日スチームボールが少年のところに転がり込んできて、怪しげな財団に追われることになる=ある日突然空から少女が降ってきて、彼女が持つ飛行石を狙う怪しげな軍関係者に追われることになる

?科学の「力」に陶酔する親父=ラピュタの科学力を絶対視するムスカ

?スチームボールの力で空に浮く城=飛行石の力で空に浮く城


…と、言い出したらキリがないが、おそろしく設定や流れが酷似してる。大丈夫なんだろうか。。


と思って「スチーム」×「ラピュタ」でググってみたらおんなじようなこと書いてるひとがいっぱい。

ラピュタへのオマージュのつもりなんだろうか。

最後まで見てないので何とも言えないが、他のブログを見る限り、どうもラストシーンが違うようだ。もしかすると、ラピュタがあいまいにしてあっさり片付けてしまった結論部分に対する反論を描きたかったのだと解釈すると、あながちこの映画も悪いもんじゃないのかもしれない。


画力はすごいんだけどね。背景の書き込みがめちゃくちゃ細かい。ロンドンの街並みがすごいきれいに描かれてて、そこは感心。あと、画面奥にフォーカス宛てといて、一気に手前に引くカメラ撮りは面白かった。奥行きを出す上で効果的な手法。ありゃいいアイディア。