ブラッド・ダイヤモンド

俺の大嫌いなディカプリオが出てるから見たくなかったナンバー1映画だったわけですが、他に観るものもなく借りてきてみたら…。


ごっつええ映画やんけ。


若干のプロパガンダはあるにしても、「シティ・オブ・ゴッド」よりはるかにリアルで深刻な現実を描いた衝撃作だと勝手に思いました。

ディカプリオがジャーナリストの彼女に「そうやってきれいごと言ってるけど、お前んとこが編集してる雑誌だって高価なダイヤの指輪の広告載せて一役買ってるじゃないか」というそのセリフが、この世の矛盾を見事に言い当てている。

でも結局世の中ってそういうもんなんだよなー…。(と諦念を醸しだしはじめると、自分も結構おっさんになってきたなぁと思う)

この映画は3つの異なるテーマを軸に組み立てられているが、いずれも手を抜かずにきっちり作りこまれていて、しかも3者がうまくからみあっている。だから重厚で骨太の作品になっている。