桑田39歳、決断の時 夢の舞台2カ月 戦力外通告

こないだ試合見に行ったばっかりなだけにびっくり。。頑張れ桑田。可もなく不可もないピッチングだったなんて書いてごめんよ(事実は事実ですが。。)

http://www.asahi.com/sports/bb/TKY200708150329.html
2007年08月16日02時47分

 今年、渡米した桑田がパイレーツから戦力外通告を受けた。しかし、桑田にとって約2カ月間の大リーガーとしての生活は、夢のような日々だったに違いない。
 6月10日、大リーグデビューを飾ったヤンキース戦。3番手として2回を投げて2点を失ったが、「涙が出るくらいうれしかった。野球の神様に感謝しました」。
 巨人での173勝の実績を捨て、ゼロからの出発。右足首のねんざ、開幕マイナースタートなど、目の前の壁を前向きな気持ちで乗り越え、念願の舞台に到達した。
 イチロー松井秀らとも顔を合わせた。「対戦しているだけで幸せ」と、純粋に野球を楽しんでいた。
 ただし、単純明快な成功物語とはいえないだろう。優勝争いから早々と脱落したチームだからこそ、大リーグ昇格のチャンスをもらえた部分もあった。また、主な仕事は「敗戦処理」。しびれるような場面で投げる機会は、ほとんどなかった。
 球威不足も明らか。打者心理を読んだ投球をしても、パワーで簡単に球を運ばれた。初対戦が続いた6月は、9試合で防御率2.53。が、7月以降は、10試合で防御率16.55。マウンドで、地元ファンからブーイングを浴びることもあった。
 0勝1敗、防御率9.43。今の実力では、桑田を獲得する球団はないだろう。たとえマイナーでプレーを続けても、シーズンは9月初めに終わる。それ以降、39歳の立場は「白紙」になる。
 来季も大リーグを目指すのか、それとも現役引退か。今春、「気持ちが続く限りプレーする」と熱く語っていた桑田は、厳しい決断を迫られている。