NY・ボストンの旅①

快晴(日米ともに)。暑い。

13:00 Cと東京駅で合流、JRで成田へ。チェックインを済ませたあと、念のため海外用のレンタル携帯の相場をチェック。保証料込みで日額500円。それに通話等をすると料金が加算される。メールは1通200円。借りといて損はないだろうということで2人ともレンタル。雨続きで洗濯ができず、向こうで買うつもりで下着を2日分しか持ってきていなかったが、成田内にユニクロがあったので靴下とボクサーブリーフを買い足す。出発ロビーで「だから日通は嫌いだって何回言わせれば気が済むんだ!」と電話の向こうの相手に怒鳴り散らすビジネスマンを見かけて「ああはなりたくない」と心に誓う。何だかんだであっという間に時間が過ぎてしまい、慌てて搭乗ゲートへ。途中う○こしててパスポート入れをうっかりトイレに忘れそうになる。危なすぎ。
16:30 何はともあれ、無事にコンチネンタルで成田発。Cが俺の隣に座ってるねーちゃんが可愛いと騒いでうるさい。見た感じ、これから留学に旅立つという出で立ち。コンチネンタルの機内食は激マズ。しかもビール頼んだら金取られた。500円か5ドルですというので、当然500円で買う。映画は死ぬほどつまらん。案の定、首枕を使っても首が痛くて眠れない。
(以下アメリカ時間)
16:00 12時間のフライトを経てNew Ark空港到着。乗った便の機長さんはちょうどこのフライトがラストだったらしく、着陸時に乗客みんなで拍手。さらに、敬礼を表す意味で、消防車が機体に水をかけにくるというセレモニーも付いていた。いろんな肌の色の人がいて、いろんな国の言葉を使うひとがいて、あー久しぶりに海外来たなーと実感。そういや卒業式の直後にシンガポール行って以来だもんなぁ…。代理店からもらった指示書にあった場所に行くと、いかにも「俺ニューヨーカーですが何か」的現地日本人係員が現れ、他のプランを申し込んだ客とともに車で市内のホテルへ。
18:30 ホテル着。Madison Square Gardenの目の前という超好立地ながら100年のときを経て老朽化したエコノミーなホテル。めちゃくちゃ巨大。Cとともに16階のシングルルームへ通される。
19:15 もうこんな時間なのであまり動き回ることはできない。しかし外はまだ明るいので、とりあえず今日はホテルから5分のEmpire State Buildingへ。裏口から入ったため、列を探して迷った。ビルお外まで続く長蛇の列だったのに…。値段は$18。並んでいる間、係員の黒人のにーちゃんが「Matsuzaka! Samurai!」と絡んでくる。荷物検査の金属探知器が異常に感度がよくビービーうるさい。俺も含めてみんなベルトまで取らされていた。
21:00 90分並んでよーやくてっぺんに到着。涼しい。もうすでにとっぷりと日は暮れていて、巨大都市の人工的な光が地上から這い上ってくる。2つの川に挟まれたこの島の全体が見渡せる。島と向こう岸をつなぐ橋も見える。近くにクライスラービルが見えた。あの独特のウネウネのとんがり屋根。いつ見ても面白い。ここでふと我に返って、こんなすげー夜景を野郎2人で見ている自分に萎える。再度ここに登るときは必ず…。アメリカの建築と都市計画の偉大さに改めて恐れ入った空中散歩だった。
22:00 降りるときはあっさりしているもんで、10分もかからず地上へ到着。腹が減ったので、ビルの下のHeartland Breweryで晩飯。ガイドブックには「東海岸一のビアホール」と書いてあったので、この店の自家製ビールを頼んだら、Cのはやたら甘いやつで、俺のはやたら苦くて渋いの(ペールエールだから当然なんだが。。)が出てきて、早速失敗。ステーキはそこそこ。Cはパスタでロブスターの身を包んだような一風変わった料理を注文。分けてもらったら結構うまかった。ウェイトレスのねーちゃん曰く「あんた運がいいわね、あんたのでそれ最後だったのよ」。しかし食事代の高さに萎える。NYで俺みたいな貧乏人が暮らすとエンゲル係数は限りなく高くなりそうだ。
23:00 ホテル脇の雑貨屋で口直しのビール買う。ここはアメリカだけでなく、カナダやメキシコのビールも揃っており、何かと重宝しそう。店の奥のデリ・コーナーは中華料理。豆腐を使った料理とかが置いてあったが、日本のコンビニのおでん同様、一体いつからそこに置いてあるのか分からなかったので決して手は付けないでおこうと心に決める。部屋に戻り、ビール飲んで就寝。天気予報が「今週末にかけて東海岸は荒模様になりそうです、残念ですね」と言っていた。