Air Jordan Spizike

という名のとんでもないバッシュが売り出されたようだ。

先日酷評した映画「inside man」の監督・スパイク・リー監修のAJのニューモデルらしい。

詳しくは↓のサイトを見てもらいたいが、3+4+5+6+20を足し合わせた無茶苦茶なデザインのAJが一週間ほど前に発売された。
つま先とヒールカップ、アウトソールが3、踵から足の甲へかけてのベルトストラップが4、シューレース・ホールとレース・キャップ、ハイカット部分が5、シュータンが6のものを使用している。(20は観たことないのでどの部分がよく分からない)

こういうのは俺も昔、1〜12のデザインのうち好きなパーツを組み合わせた「夢のAJ」みたいなのを、教科書の端っこあたりに落書きで描いたことがある。だけどやっぱりそれは寄せ集めに過ぎなくて、何の思想もないデザインである。

もうナイキのお抱えクリエイターも完全にネタが尽きたんだろうなぁ…。登場以来、世界中のスニーカー・デザインのコンセプトを一気に塗り変え、ひたすらリードしてきたこのシリーズも、ここまで来るともはや見ていられない。

AJ13以降企画力が一気に低下してどうしようもない状態になったナイキは、往年の人気シリーズのリモデルを繰り返すことで何とかマーケットに対する影響力を維持しようと試みてきた。あくまで原作を忠実に再現しようとしたり、リメイクに当たってちょっとだけモデルチェンジをしたりして、ファンの嗜好を何とか刺激しようとしてきた。

しかし、このSpizikeと来たら…限定4032足らしいが、ほんとに限定にしてよかった。まともに市場展開してたら在庫抱えまくりで相当デカいダメージになってただろう。


http://www.nike.com/jumpman23/home/index.jsp