Nueve Reinas(9人の女王〜華麗なる詐欺師たち〜)

('05アルゼンチン、監督:フェビアン・ビエリンスキー、出演::ガストン・ポールス、リカルド・ダリン、レティシア・ブレディス)

アルゼンチン発、詐欺師が詐欺師を互いに騙し合い騙され合うコンゲームフィルム。

こっちは↑のインサイド・マンと違って面白かった(やっぱ寝る・寝ないはおもろい・おもろくないを判定する一つの基準やな。何でなのかは別にして)。

だいたい結末は読めるんだけど、それでも、「あ、でももしかしてこいつがやっぱ騙されてんのかな」とか観客の読みにどんどん揺さぶりをかけてくる。

まぁ気持ちいいわね。んで主演のガストン・ポールスがとても悪いやつには見えなくて一見「グズでノロマ」なところがまた最高である。

でもこういう映画を観るといつも感じるのは、俺も日々の生活ですっかり騙されてんのかなぁというこの世の虚構への不安です。まぁ騙されてるのを知らないまま生きていくのが一番幸せなのかも笑