インサイド・マン

('06米、監督:スパイク・リー、出演:デンゼル・ワシントン、クライブ・オーウェンジョディ・フォスター

頭脳明晰で完璧な作戦で捜査を撹乱する銀行強盗と、粘り強く人質解放を狙うNYPD敏腕捜査官の心理ゲームを、鬼才・スパイク・リーが描く。

ってとこだろうか。


んー…ダメだこの映画。

先週土曜に1泊2日で借りたのに、仕事帰りに今日こそ!と思って観るも、毎回途中で寝てしまって、ようやく最後まで見終わったときには延滞金は6日分で1800円に到達していた…。

クライム・アクションのアイディアとしては結構面白いと思うし、登場人物は一人ひとり魅力的に描かれているんだが、いかんせん、起承転結の起伏があまり感じられない。

常にクライマックスのような印象も受けるし、逆にいつもプロローグのような感じもする。要は観る側の緊張感を一気に高めて物語の頂点へ引きずっていく仕掛けがいくつもありすぎるのか、全くないのか、とにかくそのどっちかである。

その時にストーリーテリングだけで不足なら音楽が補助に回るはずなのに、これまたいいところで眠くなるような音楽だ。いや、単に俺の脳ミソがオヤスミモードだけだったのかもしれないが、普通犯罪モノのような緊迫したシーンで眠くなるのはおかしい笑

誰か焼き直ししてくれんだろうか。何かもったいない。