無駄。

あぁ…研修終わってからさんざんな1週間。政府の仕事のやり方のアホらしさ加減にはヘドが出そうだ。バカじゃねーの。特にあいつ。お前だよお前。大の大人のくせに、そんなくだらねーことにこだわってんじゃねーよ!と言いたい…。


しかしそこはグッとこらえるのが真のオトナってやつなんでしょうか。よー分かりませんが。


いろいろ思うことはありますが、とにかく俺はもっと強い間になりたい。

俺がここんとこずっと思ってるのは、この世界だけで通用する人間で終わりたくないってこと。どこの世界にいってもトップを走れるすげーやつになりたい。

随分前に、官僚的官僚と政治家的官僚の2種類が官僚にはいるといったが、どう考えても成功する人間は後者だ。間違いない。前者は確かに能力はあるのかもしれないが、単なる「便利屋」で終わる。細部を詰める能力・嗅覚・センス、いわば「丁寧さ」は官僚に要求される能力の一つだが、この国を動かしたいと本気で思うのなら、そんな小さなところだけに目を向けとったら何も始まらん。

はっきり言っていまの俺の頭にあるのはそれしかない。

そのためには、明確なビジョンも必要だけど、その前にいっぱしの実務家であるべきだ。実務家とは単なる理論の述べ立てに終わらない、物事を現実に動かすために必要な課題をきちんと見据えて1個1個クリアしていける人のこと。要は気持ちよく仕事が裁ける人間のことだ。

そして、課題を見つけたらクリアするための道筋をすぐ組み立てる。別に一人でそこを悩む必要はない。そのためにチームで仕事をしている。自分だけじゃ無理だと思ったら人の力を借りればいい。的確なパスワークで仕事を進めていく。

結局、はっきり言って俺が人事の評価担当者だったら、そいつを評価する基準はただ一つだ。仕事を裁けるかどうか。この一事に尽きる。裁けないやつは使えない。それだけの世界だ。

周囲の動きを見ていて、そういう意味で本当に参考になるひとと、死んでもこんな人みたいには絶対なりたくないってひとがいる。この人を起点に仕事を始めたら気持ちよく仕事が進むという人と、頭は良くてもなぜかこの人に任せると必ず仕事がストップするという人の2種類がいる。俺は前者になりたい。後者はただ反面教師として、その人の何がいけないかの分析材料にだけさせてもらいたい。


イメージする先の自分と今の自分はあまりにかけ離れすぎていて愕然とするが、とりあえずイメージの先へ乗り越えていくために、ひとつひとつ、地味な仕事の中で学ぶべきことを学んで自分のスタイルを積み上げていくしかない。そうやって積み上げたもんがいつか財産になると信じて。財産だと思ってたらただの紙くずでしかなかった、てなこともあるかもしれんが、人生それがおもろいんじゃねーのか。