Tokyo Petit Travel

今日はほんとはこれ↓に行こうと思って意気揚々、鼻息荒く家を出た。

http://www.geocities.jp/no12gallery/japanese/jp-schedule-20051117.htm



んだが、ギャラリーについてから気づいた、どうやら1週間間違えていたらしい。来週だってさ(=_=;)ちゃんと事前に確認しましょうってどっかのサラ金のCMも言ってるじゃねーか、いまいましい。


仕事でもこの手の凡ミスをよくやる俺としては慣れっこといえば慣れっこだが、我ながら自分のアホさにははなはだ恐れ入る。


天気も昨日に引き続き快晴だし、久しぶりに駒場まで来たので駒場公園を通って、前々からぜひとも訪れたいと思っていた日本民藝館まで足を伸ばしてみた。


駒場公園ちゅうのは駒場野公園とは似て非なるもので、公園の中に和民家や洋館がある。どっちも足を踏み入れてみたが、おもしろい。シャンデリアの純和室とか、やたら直線の装飾がほどこされた長い欄間とか、総大理石のマントルピースのすぐよこに唐草模様の木格子がほめこまれてたりとか、江戸文化と文明開化の微妙なミクスチュアがこの2つの住宅に漂っていて、不思議と居心地がいい。

舞い散る紅葉とイチョウをサクサク踏み分けながら公園を抜けて、住宅街の端っこまで出たところに、柳宗悦が創設した日本民藝館がある。今日は「モツ―韓国女性の粋と美」と題して、李朝期の古民具や装飾品がいろいろと並べられていた。段違え箪笥(引き出しの一部がわざと抜けたつくりになったやつ)なんかめっちゃカッコよくていますぐ我が家に置きたいくらい。また、文字絵義?とかいう掛け軸がおもろい。「信」「忠」「孝」など儒教にまつわる文字をでっかく掛け軸に書いたものなのだが、文字の線が一つ一つ絵で構成されている。龍とか魚とか、はたまた中でおっさんが昼寝してる家とか。さながら李朝公認のヘブンアーティストによるグラフィックアートといったところだ。そのほかにも、やたらカラフルなチマチョゴリが置いてあったり、普段あまりお目にかからんものが陳列されてて楽しい。そもそもこの博物館自体が骨董品みたいなもんで、こんなデカイ土倉みたいな建物が閑静な住宅街にどんと構えてるってのがおもろい。


      


思わぬところで秋の東京小旅行を満喫できた俺は、ごきげんのままうちに帰って、朗とうえぽんのために、生春巻きとアボガド×マグロサラダとネギ塩チャーハンをちゃちゃっと作る。しかしいくら簡単なメニューとは言え、俺が3人分の飯を3品目、45分で用意してしまうとは何たる快挙!先週そーさんたちが来てくれたときは沖縄料理屋で済ませちゃったけど、もう少し気合い入れりゃ飯作ってやれたなぁ(+_+)

やっぱ飯のレパートリーを増やさないといかん。スパゲティとお好み焼きだけで人生終わったら絶対損だ笑。煮込み系の料理を手早く作れるようになりたい。冬だしちょっと手の込んだスープとか作れたらなお良い。色々うまい飯が作れるようにならないと俺のあさはかな野望は実現できないのである。


最近飲みに行っては寝て映画見て寝て、飲みに行っては…というループが延々と続いていて、それはそれで楽しいんやけど、何かもっと他に大事なことがあるだろうとそろそろ嫌気がさしてたので、こういうのんびりしつつも充実した週末の過ごし方の良さを改めて感じた。別に焦る必要はないけど、同じ時間が与えられてるなら充実した人生を過ごしたやつのほうが勝ちに決まってる。問題は、それを忙しく過ごすかどうか、ではなく、どれだけ自分の心を楽しませることができたかという尺度で測るべきなのである。