RONIN

('99米、監督:ジョン・フランケンハイマー、出演:ロバート・デ・ニーロジャン・レノナターシャ・マケルホーン

昔大学の英語の授業で「Xファイル」を観ていたときにドゥカブニーのセリフか何かで「RONIN」が引き合いに出されてたのを記憶している。んで「ロニン?何じゃそれ?」とか思ってたのですが、「浪人」なのね、まさに。赤穂浪士とかみたいな、封建時代に主君を失って新たな奉公先を探してる流浪侍のことね。

まーそういうことでパリに世界中から流浪の殺し屋が集められて、わけの分からないトランクケースを奪うために、わけの分からない敵に弾丸を浴びせまくり、結局ミッションの依頼主も最後までわからず、登場人物たちのバックグラウンドもほぼ闇のままという、何もかもわけの分からない映画ですが、それでもアクションは語れるんだよ、ということでしょうか(詳しくは本編ラストのジャン・レノのセリフ参照)

じゃーこの映画をデ・ニーロとかジャン・レノとか使わずに魅力的に描いてみろよといやみの一つも言いたくなりますが、くだらねーと思いつつ最後まで見てしまった自分がいるので俺の負けです。

狭苦しいニースの旧市街を高級車で駆け巡るシーンはやっぱり圧巻です。わくわくするね、あーゆーのは。


でもやっぱひどい映画だ…。スピードに乗って車が次々とぶっ壊れていくシーンを観たいなら「デッドコースター」のほうがよっぽどマシだと思う。