コニー&カーラ

('04米、監督:マイケル・レンベック、出演:ニナ・ヴァルダロス、トニ・コレット、デイビッド・ドゥカブニーほか)

ひょんなことから麻薬絡みの殺人現場を目撃してしまい追われる身となったショーガールのコニーとカーラ。逃げ延びた先のLAで、追っ手から身を隠すために彼女たちが取った驚きの行動とは…。

『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』のキバを抜いて、『シカゴ』の妙な肩肘張った感をなくして足して2で割った感じの、ナイス・フィルム。

ほとんどミュージカルで、ストーリーもわりかし単純なんですが、何てゆーか脚本に無駄がなくてすごくアグレッシブな映画です。元気になれます。

アクの強いニナ・ヴァルダロスの相手役にXファイルの神妙顔が抜け切らないデビッド・ドゥカブニーを持ってきたというキャスティングはまじばっちし。DVDのメイキング見たら、なかなか相手役のハマリ役者がいなくて、相当探した挙句やっとこさドゥカブニーに白羽の矢が立ったらしい。ニナとの相性がまじよかったというが、ドゥカブニー本人はどう思ってたんだろうか。


あるサイトにこんなこと書いてあったのがまじウケました。

「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」に続いてトム・ハンクス&リタ・ウィルソン夫妻が製作総指揮を努めているが、これ、おそらくスタッフが「ニアの次回作どーするよ?」「本人すっかり、やる気 満々っスよ」「まあ『ビッグ・ファット』1本きりってわけにもいかんしなあ」とか企画会議をしてて、なにしろ個性が強すぎる女優なので助演では使えても、なっかなかヒロイン役にハマる企画がなくて、アイディアも出尽くして仕出し弁当の夜食も喰って いーかげん煮詰まって皆が朦朧としてきたころ、1人のスタッフが「だいたい、メイクしたら女装オカマにしか見えない女優をヒロインに据えること自体に問題があるんじゃねーの!?」と投げ遣りな発言をしたら、他の一同、ハタと目を見開き、声をそろえて「それだ!!」(当サイト推測)
http://www.ne.jp/asahi/hp/mastervision/archive2004d.html#connie