アザーズ

('01米西仏、監督:アレハンドロ・アメナバール、主演:ニコール・キッドマン

2年前にDVDで。&こないだテレビで途中まで。

日曜洋画劇場だったからだと思うが、映画始める前に有名な人呼んで来てその映画をほめさせるところがあるんだが、今回のコメンテーターの桂由美の発言があまりにバカすぎて萎えた。何がってひたすら

「この映画がやってのけたあんな新しいことが実に面白い」

の一点張り。

あんたのいう「あんな新しいこと」ってのはもちろんあの意外な結末のことなんだろうが、結末へのアプローチだけに限ればシックスセンスと何ら変わりがない。

違うのはグロテスクな死者のイメージを一切用いずに恐怖を描いたところだろう。そこがこの映画の新しいところだと俺は勝手に思っているのだが。最近はやりの「Jホラー」とも洋モノホラーとも一線を画す恐怖の描き方。それは単純に人間の心理の奥に潜む「他者が自分の領域に侵入してくることへの警戒心」をえぐりだす、ただそれだけの作業だった。のだが、そこが誰も思いつかなかったことなんじゃないだろーか。

桂由美はきちんとそこを踏まえて「あんな新しいこと」を連発したのか甚だ疑問だが、まぁどうでもいいか。とにかくあのオバサンは自分の学校の学園祭に来てたこともあってナマで見たことあるが、ブラウン管だろうとナマだろうと俺の気分を害するおばさんである。やめろよ、あのターバンみてーな帽子笑