だいぶ前の土曜の昼さがり、道を歩いていたら送迎バスから先生と幼稚園児が降りてきた。指示された通り「みなさん、さよおなら!」と幼児が大声で挨拶すると、先生が「はい、よくできましたー!」と言った。幼児教育の鑑のような場面に出くわして、ほほえましいと感じる反面、「この光景こそがある意味で教育問題の端緒を生み出している原因の象徴かもしれない」などと思っていたところ、

さっき、家の脇んとこにある塾の生徒(たぶん小学校高学年)が見送りに立っている先生に向かって「おい!このヤミ献金業者!さいなら!」と言ってるのを見て、何てせちがらい世の中になったんだろう、と痛感した。


オトナはコドモに何を教えるべきなのだろうか。