論文第2稿提出まであと1日なのに、いまやっと仮説・・・

テーマはスペインのバスクカタルーニャの地域ナショナリズムの比較(中心的かつ出発点たる素朴な問いは、「民主的スペインという同じ条件下になのに、なぜ現在のカタルーニャ・ナショナリズムは非暴力的で、バスクは暴力的なのか?」)なんだが、9月末の合宿は「結論未定」という形でとりあえず両者の歴史リサーチを発表。そこで先生やゼミの友達からいろいろと意見をもらって、10・11月で書き上げるぞ!と息巻いてたが、

結局まーったく手をつけないまま気づくと提出5日前・・・

週末は、いまさらだが

カタロニア讃歌 (ちくま学芸文庫)

カタロニア讃歌 (ちくま学芸文庫)

を読んで内戦期の混乱した政治状況を掴んだ(論文には直接参考にならなかったけど、「私がバルセロナ入りしたときに満ちていたあの革命的な雰囲気は、そこを離れるころには完全に消えていた」という、著者にとって驚愕の体験は実に興味深い)

んで、今やっと仮説が立った。(ぶっちゃけ参考文献のマネ同然)

「スペインのバスクカタルーニャ両地域のナショナリズムの違いを考えたとき、運動の中核的な価値を規定できたか否かが、両運動の収斂傾向と国家による抑圧の態様に違いをもたらし、この2つの変数が直接的な要因となって暴力を使うか否かという選択が決定されることになった。さらにテロ組織・ETAフランコ死後、対抗すべき相手を失ってさらに政治的目標が不明確になったが、民主的体制下でバスク社会の不満を吸収して吐き出す装置として機能したため、暴力的要素が温存、むしろ強化された」

まぁこれだけじゃ何のこっちゃって感じやね。
怪しい部分多すぎ・・・