Stand by me

spnがミスティック・リバーをお勧めしてくるので、まず前座としてこれを見ようと思った。

ミスティックとこれは何の関係もないとspnは言うが、どういうわけかミスティック自体の広告文句は「スタンドバイミーの続編」とあるらしい。というわけでとりあえずコピーライターが何を思ってそう書いたのかを探るべく、スタンドバイミーを見た。


いやー俺この映画好きや・・・泣

なんせトムソーヤとかハックルベリーフィンとか大好きなので、こういう日常の中の冒険モノ(当のガキどもにとっては当然非日常)は、たまらなく好き。

んで、それは二度と戻らぬ(?)少年時代への哀愁という形で描かれいている(?をつけたのは映画の最後に主人公がパソコンにうちこむ文章にのっとってます)からまたグッと来るし、荒野のなかをとぼとぼと4人が歩いていく姿には何とも言えない思いを感じた。

でも好き嫌いがはっきり分かれそうな映画かも。
あからさまに少年時代への哀愁を表に出しててウザイと思う人もいるかもしれんし。


てか何が一番嬉しかったって、音楽ね。

スタンドバイミーといえば

「ダーリン、ダーリン、スタン!バァミィ!」(に聞こえる)

という歌が有名ですが、伴奏を知らなかった。

で、その伴奏、実は俺が日本人学校で初めてギターに触ったときに古瀬のおやじに教えてもらった曲だった。(今の今までこの曲がスタンドバイミーの曲だったことをしらなかった汗)

そう、あれです

「ド、ド、ソシド、ド、ドシラ、ラ、ソ、ラ、ラソファ、ファ、ファラソ、ソ、ソシド、ド、ソシド、ド」

って曲。
懐かしくなって思わずギターを手に取り、でかい音で引き始めた午前5時半。
近所迷惑もいいとこである。


で、スタンドバイミーは、主人公にとって唯一の理解者であり親友だったクリスが、立派に弁護士になったものの、あるときレストランでケンカの仲裁に入ってナイフで刺し殺されたという新聞記事を見て、主人公が少年時代の回想を始めるところからこの映画はスタートするんだが、

実はFゼミの飲み後に巣鴨駅に降りたらホームで酔っ払いのヤンキー兄ちゃんと梅宮辰夫みたいな顔したおっさんが「おめーの脚がぶつかって電車降りられなかっただろうがコラァ」とかしょーもない理由でケンカしてて、あとさき考えずに俺は仲裁に入ってしまった。

「まぁまぁ、こんなことでケンカしてもしゃーないやん?」

とか言いながら、蹴りあってる二人をなだめすかして無事その場を収めることができた。

・・・が、仲裁に入ってからスタンドバイミーのことを思い出してしまい(思い出さなきゃいいのに…)、

「やべー俺もクリスと同じ運命か!うをー」

とか思ってぶっちゃけ内心ビビりまくりでした。

まー誰も怪我せずに済んでよかった。



そう言えば俺は駅でいろいろ事件にでくわす。


昔は阪急三宮の階段下りてたら、上からねーちゃんが落ちてきた。
階段の途中でヒールが折れてずっこけたらしい。


下北の小田急ホームで立ってたら、上から酔っ払いのおっさんが猛烈な勢いで転がり落ちてきたこともあった。おっさんはしょんべんまみれでまじ臭かったが、駅員の人と一緒に担架に乗せてあげた記憶がある。


事件ではないが、駒場東大前で俺と一緒に電車に乗ろうとしていたAさんが電車とホームの間に


スポッ


と落ちたことがある。


Aさんが、スポッ

とですよ。しかも腰まで。

思い浮かべてみなさい、相当おもろい光景やで。

「電車とホームの間が広くあいているところがございますので」

って実は意味のあるアナウンスです。


引き上げられて何とか電車に乗れたAさんが車内で照れくさそうにして一言も発しなかったのが忘れられません。(無口なのはいつも通りか)



俺のいるところに事件あり。

まるでコナン君みたい。
例の、頭はこども、体はオトナの探偵少年。


あ、逆だっけ。