実家に

帰って久しぶりにぼけーっと過ごしてきた。


1日目は神戸の街を妹連れてぶらぶら。トアウェスト周辺は女子高生くらいだとあんまし行かへんエリアだったぽく、結構喜んでいた。

東京は店の入れ替わりがクソ激しいのに、神戸はずーっと同じ店が続いてるのがある意味ですごい。停滞してると言えばしてるし、ずっと変わらないものがあり続けてるのがいいってのもあるし。

JUNK SHOPで丈の長い白のカットソーを買った。家帰って着てみたら乳首が透けていた。高い部屋着になった。



2日目は京都。JR京都駅→三十三間堂→知積院→茶わん坂→清水寺→八坂神社→市街地へと抜けていくコース。

弓道で有名な三十三間堂、訪れるのは初めて。うちのおかんは「1間=1.8メートルやから60メートルやのに、それにしてはえらい長いなぁ」といぶかっていたが、柱の間が33あるので三十三間堂の名がついたこの堂の長さは120メートル。長い堂内に1001体もの仏像が整然と安置されている。ものすごい光景だった。70人の仏師で制作に当たったというから、単純計算でも一人当たり14体から15体。並みではない。「きっと後ろの方の列に置かれて顔が見えない仏さんは出来が悪かったやつなんやろな」などと邪推してみたり。

この非常に長い堂は実は当時の優れた建築技術が使われている。地盤を砂と粘度の層構造にして、その上に礎石を置く。これによって地震の揺れを吸収する仕組みらしい。現代でいうところの免震構造ってやつに近い。構造部材の組み方もややゆるめに設定することによって、揺れの影響を受け流す。俺の後ろから説明書きを見ていたよそのおっさんが、奥さんに向かって「ふーん、すごいなぁ。姉歯にも教えたらなあかんなあ。」とつぶやいているのが聞こえた。


昼飯は50分も行列に並んで「ひさご」で親子丼を食べる。たまごがふわふわで、その上に山椒がちょっと効いてて、めちゃくちゃうまい。並んでる間、人力車が通るたびにどの車夫も決まって「ここは親子丼が名物なんですよ。昔は舞妓さんにお蕎麦を出してたとこから始まったんですけどね」と乗客に説明していた。外国のお客さんにすら親子丼をそのまま「Oyako-don」で通していたあたり、京都人はただ者ではない。
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市街地へ降りたあとは、最近お店が増えつつあるという烏丸〜河原町エリアを歩いてみる。確かに若いひとがたくさん歩いてて、雰囲気としては、平坦で碁盤の目状の区画なので吉祥寺みたいな感じだが、ぽつんぽつんと店が立ち並んでいるだけで、ここ、というメインストリートがないような印象を受けた。中目黒みたいなもんか。これから少しずつショップが増えていくのを期待。


というわけで日曜は朝7時の飛行機で東京に戻ってきた。明日からまた仕事。頑張ろう。