[仕事]神様がいるとすれば

やつはどうやら俺にひたすら働け働けと言っているようである。

俺はいまの肩書き上のポストは本来2年在籍するポストなのだが、事情が事情なので異例の人事で2年目にして早くも同じ局内の別の課に移ることになった。つくづく数奇な運命を俺は辿ってるなと思う。

といっても、もう去年の夏からずっと臨時代理でやってきた仕事の中身にポストの名前がようやく一致したというだけで、自分的には何も変わらん。

が、やっぱり今までは臨時代理という立場の本質的な気楽さに比して、これからは正式な担当者になってしまうことを思うと正直アレである。本音を言えば、本来のポストの仕事でもう少し学びたいことがあったのに、その思いが宙ぶらりんになったまま異動しなきゃならんのがちょっと残念。

そして今よりももっと悲惨な生活が待っている。。法改正のタコ部屋って仕事内容はめちゃめちゃきついし悲惨やけど、雑件処理は一切シャットアウトされた環境で仕事できるのが唯一の救い。しかし本課で仕事するとなると、もともと課としての政策立案業務があるのに、それに加えて細々とした雑件がこっちの都合も聞かずに上のとりまとめ局からガンガン降りてくるので気が狂いそうになる。雑件が積み重なるとすぐパニックになって思考停止に陥る俺には、そこがタコ部屋より辛い。あー…


というわけでこないだ俺が妄想していたブルーモスクとエーゲ海の旅は見事にぽしゃった。ほんのちょっとだけ休暇もらえる約束はとりつけたけど、どこまで信用できるかさっぱり。どーせまた何か急な案件とか入って休暇返上とかになるんだろう。この週末だって3ヶ月ぶりに土日休みもらえると期待していたら、もろにその夢がやぶれた。まー俺だけじゃなくて上司もみんな同じ目にあってるからいいけど。いや、だめ。こういうネガティブな予想してると現実化するから!
絶対4月は休み取ったる。


そして、俺にとって新たな課題は、4月からは局にたくさん新人が来るし、3年目係員・係長級の方々もほぼ全員7月までには異動でいなくなってしまうので、局の事情やら係長・係員レベルの業務に詳しい人間はもう俺しかいない状況になるということ。


これからは新しく来た人たちに何聞かれても適確に答えてあげないといけない立場になってしまった。当初は自分の直属の後任だけの指導に集中してりゃいいだろうと思ってたけど、局内全部の新人の面倒見てあげないといかんって、一気に責任が重くなった気がする。


うー。頑張ろう。こういう逆境乗り切ったらまたさらに強くなれる気がする。サイヤ人ちゃうけど。やっぱ悲惨な目を知らない人間は部下の苦労はもちろん、他人の心の痛みを身をもって理解してあげることは絶対できんし、きっとこういう経験の積み重ねがのちのちの人生に役立つとポジティブに願うしかない。