全く記憶に残らず。

だめです、3本連続で飲んだらまったく味の記憶が残らず。あーもったいない。


①S+ARCK1664(フランス)

ムネマサが言ってた現代を代表なさる御インダルトリアル・御デザイナーであらせられるフィリップ・スタルク様が御プロデュースなさったという実に高慢ちきな香りがするビール(失礼!笑)を近所の酒屋が仕入れてるのを発見してすかさず購入。(ミーハーですから僕。何か文句でも?)
なるほどねー、こういう瓶の開け方ですかー。
タンブラーの形してるからそのまま飲めるかと思いきやってやつですね。

というわけでまんまと我がビール瓶コレクションにおさまった高慢ちきビール。

実に綺麗な琥珀色だたアルね汗(逃げ)。

ねーねー、何で「1664」?


②HOFBRAU ORIGINAL(ドイツ)

ミュンヘンのクソ有名な居酒屋ホフブロイハウスの名を冠したビール。

ホフブロイハウスの何たるかについてはここを観るべし↓(投げやり)
http://www.hofbraeuhaus.de/en/index_en.html

ホフブロイハウスは旅の相方が金を出し渋ったので入らなかったが、いま思えば行っときゃよかったと実に悔やまれる。

しかし聞くところによると(誰から聞いたんだっけ?)、いまやあまりに観光名所化しすぎたことと、第三帝国時代の忌まわしい記憶があることで、生粋のミュンヘンっ子はあまりこの店では飲まないらしい。


どうでもいいが、死ぬまでに一回はアメリカとドイツ&ベルギーのビール飲み歩き紀行をしたいもんである。いまの部屋のボス2人がそれぞれこの春から(法改正が無事に終われば)ベルギーの日本政府代表部とニューヨークの総領事館に行くことになっとるので、彼らが向こうにいる間にいっぺん厄介になりに行こうという身勝手な野望を抱いている俺。ブリュッセルとNYでの宿代タダ☆じつに素晴らすぃ。考えただけでゾクゾクします。

(というわけで肝心のビールの味には一言も触れず終了!汗)


③Trappistes Rochefort8(ベルギー)

アルコール度9.2度、超濁りまくりの黒ビール。
どんだけ濁ってるってあんた、飲み干したときに麦芽のカスが思いっきり底に残ってまんがな。

しかしクソ飲みやすいし、こんなうまい黒ビール飲んだのは久しぶりかもよ。
つまみなしでビールだけで是非楽しんで欲しいと言いたい。


ちなみに「トラピストビール」っちゅーのは、修道院で造られるビールのことで、その修道院は現在世界に6ヶ所だけ、しかもすべてベルギー国内にある。(オランダにもついこないだまであったが諸事情でトラピストとは呼べない代物になったらしい。)

他にトラピストビールとして有名なのがCHIMAYですね。


どうでもいいが、常温系のビールでなくても冷蔵禁物のビールはたくさんあるし(19度で保つこと!とかね。コンシューマーとしてはそんな無茶いわんでくださいよって感じですが。)、泡立ちや含有されてるガスの量を考えてそれぞれのビールのタイプごとに適したグラスがあるというように、ビールっちゅうのは実にデリケートな飲み物である。というか酵母さんの働きあっての飲み物なので、ビールっちゅうのはまさに生きた飲み物なのである。それを、デリケートとは正反対の俺が飲んでいるというのだから実におかしな話だが、ビールの世界は奥深いのでもうちょい足を踏み入れていようと思う。呑まれない程度に。