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（'03英・西、監督：マシュー・パークヒル、出演：ガエル・ガルシア・ベルナル、ナタリア・ヴェルベケ）

こ、こりゃ面白い…。久しぶりにおもろいと本気で思える娯楽映画に出会った気がする。

そもそも映画という行為自体がウソを製造する営みなのに、映画の中に立ち現れる全てをウソで塗り固めめてみたら、こんなすごいものが出来上がったわけだ。アホな俺にはトリックが分からずただただ製作者の遊び心に翻弄されただけだった。うをー。

とりあえずこの脚本を思いついたやつ（作中ではちょっとイカれたテオとトムってことになってる）は人間じゃない。

というわけでナタリア・ヴェルベケはヤバい。今日バニスターの店で会ったねーちゃんクラスにヤバい。でもあんな「ステレオタイプなスペイン女」の描かれ方をされて、いやじゃないのかな。あ、そうか、どうせそれも「ウソ」なんやし、構わないってわけか！

音楽の使われ方がいいです。観てる人間のテンションを一気に挙げてくれる。

というわけでこの週末もガッツリ飲み、買い物をし、映画もひさびさに観て、また明日から仕事頑張りましょうということでおやすみなさい。