バカは死んでも直らない。


先日、またタクシーに携帯落とした。


どうしてこうも俺は自己管理が甘いのだろうか。ネット上で自分がアホだバカだと書き立てること自体どうしようもなくアホだと思うが、事実なのだから仕方ない。管理能力のなさについてはhttp://d.hatena.ne.jp/HE-BOY/20041223#p2も参照のこと。



この記事を書いたきっかけは、年末にVA飲みでしこたま飲んだあげくSの家になだれ込む際にタクシーに携帯を置き忘れたという事件があったからである。あのときは年末ってこともあり背に腹は変えれんので、「安心サービス」を利用して、同型同機種であれば比較的安い値段で買いなおせるというサービスを利用し、2代目インフォバーを買った。「1代目君は見事イン○バーにおなりになった」などと下劣なことを言って笑っていたもんである。


そして、年が明けて実家から東京に帰って来てみると、警察から手紙が来ていた、
「お宅の携帯うちで預かってますから」
と。


あのときは二度とこんなヘマはやらねーと誓った。そして、データはバックアップ取っとく必要あるとも思った。



あれから7ヶ月。
アホの本能、再び覚醒――――。



一応みんなには「タクシーで携帯落としました」と伝えたので「こいつまた酔っ払ってなくしたのか」と理解されているようだが、事実はもう少し複雑である。

金曜の晩、職場の送別会で翌3時まで飲んだ後、数人で一旦職場に戻り、何人かはやり残しの仕事をやり始めるという超人的な行動に出始めた。しかし俺にはそんな気力はなく、オフィスの我が席でそのまま眠りに落ちてしまった。

次に目覚めたのは4時過ぎ。一応、土曜は海に行く予定になっていた。早く帰って風呂入って用意しねーとと思い、終電待ってる暇はないので仕方なくタクシーで帰ることにした。まだ仕事をしている同僚たちに別れを告げ、帰路についた。

うちに着いてから異変に気づく。2代目インフォバーがねぇ。
どこを探してもみつからん。
またやっちまった……。

ふてくされてるうちにいつの間にか布団に顔をうずめて眠りこけてしまった。

目が覚めて事態の深刻さをようやく意識し始めた。おそらく海仲間が焦って電話しまくってるに違いない。もしかしたら職場に置いたままかもしれん。その一抹の希望を胸に、3連休の初日にも関わらず職場に向かう俺。

果たして、俺のデスクの上に希望の光は見当たらなかった。そして、さらに萎えることに、同僚たちはいまだに不眠不休で仕事をしていた。あんたら…。

先輩に電話を借り、海仲間に謝罪通知を入れる。幸か不幸か、海仲間もみんな前夜しこたま飲んでとても今日海いける状態ではなかったらしく、事態の深刻さはやや緩和。海行きは日曜に変更ということでカタをつける。
一応タクシーの落し物を一括管理してるセンターにも事の次第を告げ、もし見つかったら連絡くれと頼む。



しかし見つかるとしてもだいぶ先の話だろう。今回も前回同様背に腹変えられない状況なので仕方なく携帯屋に向かった。そして、また例の「安心サービス」を利用させてくんろ、と厚かましくも申し出た。


すると、
店員「申し訳ありません、このサービスは年に1回までのご利用となっておりまして…」



ななななに…
するってぇとあんた、年に2回も携帯なくすようなバカは想定しちゃいないってのかい??
ホリエモンですら想定外なバカの面倒はこちとら見切れません、ってか?

ふざけんじゃねぇや、こんちきしょー!!


と叫びたい心を必死で押さえ、
「はい…じゃあ普通の機種変でおれがいしぱす…。」



しかし神は見捨てちゃいなかった。あまりに哀れな俺を気遣ってか、
店員「お客様、こちらのチラシお持ちでしょうか」
おれ「いえ、持ってませんが」
店員「こちらお持ちでしたら機種変2千円分お安くさせていただくことになっておりまして」
おれ「へーそうなんですか」
店員「今日はこのチラシをお持ちになったという扱いにさせて頂きますので」


うをー店員うをー!あんたまじいいやつ!高そうなスーツ着てる割りにどう見てもお前ここで働き始めて1週間もたってねーだろ的なキョドった態度&不慣れな手つきで応対してたくせに、心遣いは一流じゃねーかよブラザー!!

そういうわけで今回はTALBYにしました。もうお前を手放さない…。(このセリフもっと違う場面で言っとくべきだったな…w)