読書案内してくらはい

で、これで日本政治外交史・アメリカ政治外交史・アジア政治外交史と主要な地域政治史系の科目を受けてきた(=テストだけ受けた)わけだが、どなたか

・ヨーロッパの戦後政治史
・東南アジア・南アジアの近現代政治外交史
ラテンアメリカの近現代政治外交史
・アフリカの近現代政治外交史
ソ連・ロシアの現代政治外交史

に関して、「これ1冊読むと全体像が頭に入るよ!」「これ分かりやすかった!」みたいなのがあったら教えてください。

アフリカはエキスパートの彼と彼女がいるから大丈夫か…。


最近思うのが、ソ連とかロシアって、ソ連・ロシアに対抗するマイノリティのナショナリズムに関しては結構クローズアップされるけど(チェチェンとか)、逆にソ連自体のナショナリズムに焦点を当てた分析って進んでるんのかなぁ?何かナショナリズムよりもイデオロギー分析とか、アメリカの冷戦カウンターパートとしての分析とかは多いんじゃないかと思うんだが。まぁいまやあんまし儲かりそうにない研究分野だとは思いますが…。
中国の場合は、特定の党がナショナリズムも担っていた、みたいな指摘が多くされるけど、あんまソ連の場合って聞いたことないような。もちろんソ連ナショナリズムがないとか思ってるわけではなくて、広大な連邦領土や東側陣営を曲がりなりにも4,50年間維持できたその統合のメカニズムがちょっと気になったわけで。俺が単に無知なだけの可能性が高いですが、塩川先生の授業受けたとかで、誰か詳しいひといたら教えてください。

チェチェンのケースがバスクのケースと似てるなと思ったからちょっとソ連に目が向いた。ともに昔から中央政府に抵抗してきた「神話」を有し、抵抗を支える基盤(フランコ体制や冷戦構造)が崩れ去って民主化への道が開けると逆に中央政府からの縛りがさらに意識されるようになり、皮肉にもテロ活動が迷走・暴走化し始める、みたいな。まぁ体制変換の部分をきちんと細かくみるtだいぶ条件が違うので単純に似たケースと一括りにすることはできないわけだが。さー、そろそろまじで論文出さないとな…(まだ出してないんですかって感じですが)