今日の1シーン

ちょっとした一日バイトで英語力のなさをまた痛感しつつも
何だかんだで一日中英語で会話できてた自分にちょっとだけ嬉しくなった。

朝4時に起きて、朝一の便から昼過ぎの便まで海外から次々お見えになる民俗学・文学などの権威の先生方を成田空港にお迎えしにいく、というバイト。
彼らはある国際シンポジウムに出るためにやってくる。

到着するなり突然わがまま言い出す先生がいて困らされたけど、
何とか全員3時までにピストン輸送的に先生方を成田エクスプレスに送り込んで、
最終グループと一緒に宿泊先のオリセンまで行ってちゃんと彼らの部屋をあてがって、ハイ、おしまいと思ったら、
空港に着いたときから仲良くなって、成田EXPの中でもずっとマンツーでしゃべってたパキスタン人の小説家のおっちゃんが
「まぁゆっくりしてけ」というので
いろいろ長話をして、挙句の果てにおっちゃんにいろいろプレゼントまでもらっちゃって・・・

あーいろんなこと話したなぁ。


我々パキスタン人はmysticsでhospitalityにあふれた国民だが、
(だから君もパキスタンへ来たときは必ず連絡を取るように!)
君も実にmysticであり、a man of heartだ、
そう、我々東洋人は精神性を重んじる、
パキスタンにはこんな笑い話がある、
「電車が定刻通りにやってきたらこう思え、『この電車はほんとは昨日の電車だ』とね」
わっはははは!
心はどこにあると思うかね、へそだよへそ。

いやしかし私は実に残念である、
なぜ空港から宿泊先までこんなに遠いのか、
実に信じられない、
あー私の老体には耐えられない、
なに、駅からまだ歩くのか、この荷物を持って!
あぁトランクの取っ手が折れた!
何ということだ!
いや、手は貸さんでくれ、
私ひとりで大丈夫だ、ありがとう、
それにしてもこの道のりの厳しさよ、
いやいや、お気遣いなく!


なんておもろいオッサンや・・・
今から考えるとなんてとりとめもない話題をかわしてたんだろうと思うが、
あのときは普通にめっちゃ楽しく(めんどくせぇとは内心思いつつ)
会話してたんですがね。


また、シンポを主催してる側の人間たちのショボさにちょっと俺は苛立ちを隠せなくて、
まだまだ俺もガキんちょだなと反省・・・


結局1万ちょっともらえた。
久しぶりに「労働の対価」を得たよ、別に労働らしい労働してないけど。。