月曜日に乾杯!

('02仏伊、監督:オタール・イオセリアーニ、主演:ジャック・ビドウほか)

日々の単調な暮らしに飽き飽きした妻子持ちの工場労働者が、ある日仕事も家族もほっぽりだして突然1人気ままな旅に出る話。

で、ひたすら単調なくせに2時間以上もかけて結局・・・ごにょごにょ。


明らかに日本とは時間の流れ方が違う世界がそこにあった。


とことん退屈なんだが、それを補ってあまりある映像の美しさと、何とも言えない魅力を放つ登場人物たち。

それらがストーリーボードに完璧に沿って長回しで撮影されており、流れるような画面にちょっと感動。

要するに、見ているひとが自分の目でそこにある情景を見回している感じで。

被写体Aが画面の左から現れて右端にたどりついて画面から退場したと思ったら今度は被写体Bが右から出てきて左の方へ進んでいき、そこでまた別の展開がある、という感じで話が進んでいくのでカメラワークにほとんど無駄がない。


んだけど、いかんせん退屈極まりないことは間違いないので、見るときは覚悟のうえでどうぞ。


気合入れてみたいという人はとびきり上等のワインとチーズと生ハムでもつまみながら観るとなおいいでしょう。


ちなみにイオセリアーニ監督はグルジア出身の監督で、ヨーロッパではすでに高い評価を確立してるらしい。ふーん。。


あぁ、ほんとベネチアって最高だよなぁ・・・