サブゼミを欠席した呵責から、土砂降りの雨が降る中、水道橋から歩いて本郷まで行き、ゼミ出席。


無理して出席した価値があった。

ある意味、今回のゼミがカルドーの議論をひっくり返すための一番大きなターニングポイントかもしれん。

先生の指摘によれば、
カルドーはグローバリゼーションという要因を大きく評価しているが、世界各地の紛争を個別に見ていくと、グローバリゼーション一般を要因とした説明が困難なケースはいくつもある
(コロンビアの、麻薬絡みの永続的な混乱状況、アフリカ各地の紛争などなど←授業ではきちんと個別的に20個くらいのケースを検討したけど)
依然として国境再確定の問題は紛争発生の大きな要因の一つである。

さらに、カルドーの言う「戦争の新しさ」の議論からは、「われわれ」の外の世界で起こっている「やつら」の戦争に対して「われわれ」がどのように関わっていくのかという、紛争への関与の問題が抜け落ちてしまう。

その辺の検討を、次回のアメリカ・国連というアクターの観点から行っていく、ということらしい。

ふーん。