G省の本省説明会。
ODAがテーマ、基調講演は「戦略的ODA」、主要な議論をG省の視点からさらい直した感じで、頭の整理ができた。
ただ、ODAの方針の議論はされてたけど、政策アセスの問題について触れてなかったので質問しようと手を上げてたら他にもいっぱい質問者がいて結局あててもらえず。

ODAって主に資金面での他国への経済援助だから批判の的になりやすいけど、予算に占める割合って1%強。一方、社会保障費は41〜2%。真剣に使い道の議論をするならどっちを対象にすべきかは明らか。でもそれでODAを野放しにしていいわけはなく、政策の透明性を高めるためにもアセスの面をしっかり確立していくべきだと思う。

ODAへの批判で多いのが、資金が内部で消えてる!使い物にならないハコモノ!現地の環境破壊!とかそういう類で、そこから「何で日本の税金を使ってそんな無駄なことを!」という批判につながる。もちろん批判は妥当だが、かと言ってODAが持つ政策ツールとしての価値を安易に否定すべきではない。説明責任と政策の透明性を徹底させるためにも、第三者監査などによるODAの事後的政策評価が必要だと思うが、それって現時点でちゃんと確立されてんのか?不勉強なので調べてみよう。

そのあとイラク復興支援分科会。
人数の多い分科会で、込み入った議論はできず。自衛隊派遣の是非について、時期、自衛隊員か文民かの問題、実効性、プレゼンス、防衛庁等の発言力の増加など、基本的な論点についてのみんなの意見を一通り表明したところで時間切れ。不完全燃焼っちゃ不完全燃焼。

【追記:興味あるひとあんまいないとは思うけど、ODAの評価についてはやっぱりG省のHPにいろいろ出てる。とりあえずhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/siryo/siryo_3/siryo_3f.htmlがよさげ??まだ初めしか読んでないから何ともいえないが。】