みゃーくの旅④

07:00 またもやむっくり起床。仕事だと起きれないのにどうして旅行だとしこたま呑んでも5時間ですっきり目が覚めるんだろう?
07:40 朝飯。大急ぎでかけこみ、チェックアウト。全く無計画で来た俺をこんなに優しく迎えてくれて、本当にありがとうございました。タダ酒呑みまくってすみませんでした…(ってそれがこの宿の売りだからいいのか。。)
08:00 島尻の港から大神島へ。この島は昔ながらのウタキ信仰が強く残る秘境っぽい小島なので、どうしても行ってみたかった。しかも、この海域の諸島で唯一山のある島だし。小さな連絡船で真っ青な海を渡ること15分、まじで何にもないひとけのない大神島に到着。
08:15 周回道路を時計回りに歩き始める。道端でおばちゃんが焚き木を拾っていた。「この島には遠見台があるから行ってみんさい。たかーい、とーみだいだから」とおっしゃるので、お言葉に従うことに。ガイドブックには全然この島の見所を書いてなかったので、現地のひとのこういう情報しか頼りがない。とりあえず島を一巡りできるのかと思って歩き続けると、しだいに島は全体的に護岸工事が施されていて、護岸と本来の岸の間に人工の海水プールのようなものが至る所にできていることがわかった。こんなところに子供連れてきたら喜ぶだろうなー…少なくとも俺がガキのころに来てたら何も考えずにすっぽんぽんで泳いでただろう笑。
09:00 おばちゃんの指示に従って、山に登る道に入る。結構険しい道を登っていくと、中腹にこの島の集落があった。やはりここも港のすぐそばに住んでいるわけではないようだ。集落をうしろにそのままのぼり続けていくと、整備された木造の階段が現れた。ずんどこ登っていくとようやく頂上が見えてきた。頂上の脇に、フクギが複雑に絡みついた実に不思議な巨大な一枚岩があった。見ると「神聖な場所につき立ち入り禁止」とある。恐らくこの島の本尊なのだろう。
頂上の遠見台についた。想像を遥かに超える景色がそこにあった。見渡す限り周りは青い海。すーっと水の底まで透けて見える。太陽が高くなってきて、どんどん海の色が鮮やかになってくのが分かる。向いの宮古島が一望できる。
大神島にこんなすごい場所があるなんて思いもよらなかった。おばちゃんありがとう。
09:30 遠見台を降り、集落を抜けて西側の海岸へ。名前忘れたけどきれいなピンク色の巻貝を拾う。八重山の仲間島で拾ったやつはあんましきれいじゃなかったからよかった笑。こんな感じで島尻に戻る船の時間までぼけーっとする。
10:00 船で宮古島へ。港につくと、宿で一緒だった女の人がいて、これから大神島へ行くとこだという。遠見台をイチオシしておいた。
10:20 車でひたすら島の東側を南下、南下!途中、比嘉、新城海岸に立ち寄り休憩しつつ、日本百景に謳われた東平安名岬を目指す。
11:45 岬に到着。ちょっと曇り気味だったのが、ここに来たときだけ天気がよくなってきた。何て運のいい俺。この岬は断崖絶壁がそのまま海へ細長く1キロほど突き出ているのでものすごい形になっている。4月ということもあって、岬はテッポウユリが咲き乱れていて本当にきれいだ。それにしてもテッポウユリってどうしてこういう強風が吹き荒れるところにわざわざ自生するんだろう。。とりあえず宮古島最南端へ。眼下に広がる珊瑚礁の海はきれいすぎ。車に戻り、マンゴージュースとサーターアンダギーを買って腹ごなし。
13:00 車をかっとばして次の目的地来間島へ。ここも美しい形をした農道橋で宮古島と結ばれている。橋をわたって右手の海岸に着いてすぐ引き返し、対岸の前浜ビーチへ。この浜は島で一番人気だが、その理由がよく分かる。水の透明度もすごいが、とにかく砂がやわらかい。ずぶずぶ、ではなく、すぷすぷっ、という感じで足が砂に埋まっていくくらいパウダー状でやわらかい。波も優しいし、こんなにいい浜があるなんてびっくり。腹が減ったので浜茶屋宮古そばを注文、テラスで海を眺めながら麺をすする(が、本家・沖縄そば八重山そばとどこが違うのかさっぱり分からず。)
14:15 宮古島の市街地へ戻り、ガソリンを入れて車を無事返却。空港まで送ってもらう。
15:15 離陸。宮古島さいなら。まじ楽しかったよ!次はオープンウォーターを取得しにまた来ます!という思いもそぞろに爆睡。
16:00 那覇着。
16:45 再び離陸。速攻爆睡。
20:30 無事帰宅。


結論。一人旅はあまりに気楽で病みつきになりそうだ。自分のペースで好き勝手動き回れるのがよすぎる。たぶん誰かを連れてたら今回みたいな盛りだくさんの行程は絶対こなせなかったと思う。少なくともダイビング2本は絶対一人旅じゃなかったら選択してなかった行動だ。
1年ひたすら仕事頑張ってよかった。これで次の旅行のチャンスを目指してまた頑張れるというもの。
でわ書きまくったけどおやすみなさい。