ホリエ

そう、堀江にこの前はじめて行ったんだが、正直やや期待はずれ。いや、それなりにいい街だったし、案内してくれた友達の手前、期待はずれと言ってしまうのはよくないかな…。

でも俺が期待しすぎたのがよくなかったのかもしれない。ホリエってのは大阪の心斎橋付近のエリアで、最近おしゃれな雑貨屋や服屋がどんどん増えてきた地区で、関西のファッション誌のみならず全国版のファッション誌のストリートスナップでも堀江でのスナップが必ず扱われるようになるくらいメジャーなスポットになってきた。らしい。

が、いざ行ってみると、東京ですでに有名になったお店とか、その姉妹店とかばっかで、どうも堀江としてのオリジナル性を醸しだせてない印象を受けた。

雑貨屋・家具屋も「こういう店前にどっかでも入ったことあるで」的な感じで。ミッドセンチュリーの家具だけ扱ってますとか、今やどこにでもあるから!

店名忘れたが、神戸トアウェストの入り口にある古雑貨屋のような強烈なインパクトがない。その店はどこから掘り出してきたのか分からないようなクソ古くてドデカい革の旅行カバンとか、ガラスのショーケースとか、普通は売り物にならないようなサビつきまくったアメ車のナンバープレートとかを、こっちの心をくすぐるような微妙なライティングの店内にところ狭しと並べている。ってちっともうまく説明できないな。他にJUNKってゆー有名な古着屋もあるが、あそこも独特。説明は・・・もういいや。

とにかく、神戸には強烈なインパクトのある店が多い。その辺、たぶんはっし〜も賛同してくれるだろう。残念ながら堀江にはそれがなかった。少なくとも俺にはそう見えた。2番煎じってやつですか。

などと偉そうなことを書いたが、俺が大阪に住んでたら毎日のように堀江に行ってるに決まってる。あそこのいいところは街が碁盤の目状になっていて、ひたすら平地で、しかも高い建物がないので、歩きやすいし天気のいい日の散歩にはもってこい。心斎橋からも近いからロケーションとしては申し分ない。カフェのケーキもうまかったし。あのスフレもっぺん食べたいなー…。

それにだいたい雨だったせいもあって、堀江の全体を見たわけではない。前にナイナイサイズで、堀江のことを紹介していて、缶詰食品を店先のテラス(?)で食べさせてくれる缶詰屋というべきか、軽食屋というべきか、そんなものもあるよみたいなことを言っていたし、探せばすげぇ店はきっとあるはず(このときのナイナイサイズ見て俺の堀江憧れーしょんが触発されたのでした)


と思うのだが、案内してくれた友達によると(その子は以前堀江のブティックで働いてて、今も堀江のアパレル会社でベビー服のデザイナーをやっとるので、事情通さん)、最近梅田に大型のブティックビルがどんどんできてて、お店と客足がそっちに吸収されてってるらしい。堀江に2番煎じの店が多い、別の見方をすると、一定数の顧客が確実に見込める手堅い店が多いのは、そういう背景があったからかもしれん。神戸みたいなある意味採算度外視の店を、梅田に負けると分かってて堀江で展開するのは相当勇気いるからねぇ…。


がんばれ堀江モン。