華氏9/11

('04米、監督:M・ムーア、主演:G・W・ブッシュ?)

そんなこんなで今日はspn・栗と一緒に『華氏9/11』を恵比寿ガーデンシネマで見てきたわけで。前もこのページで配給禁止騒動のこと取り上げたあのお騒がせ映画です。


痛快きわまりないけど、やっぱりとても諸手を挙げて賛成できるような内容ではなく、その辺がまたあのおっさんのねらい目なんだろうな、というところです。

でも映像のテンポのよさとか、音楽の入れ方とかおもしろいし、
特に連邦議会の議員に
[[「すみません、この戦争(※イラク戦争のこと)が正しいというのなら、あなたの息子さんを率先して戦地に送るべきでは?ここはぜひお手本を示さないと。そうだ、海兵隊のパンフも持ってきたんですけど]
と突撃インタビューしまくるシーンはやっぱり笑ってしまった。


一方でブッシュを強く信奉する集団があるかと思えば、他方でここまでブッシュをコケにする男が世間の注目を集める。

ハンチントンに触発されたのか、最近NHKをはじめマスコミがこぞって『分断されたアメリカ』を叫んでるけど、それが本当かどうかはともかくアメリカという国は一筋縄では理解できない国だとつくづく思う。

ほんとは他にももっといろいろ言いたいことあるけど、ここで表明するのはやめとこう。





とりあえず、仮にこの映画の論理にしたがえば、


9・11以降世界は変わったのか、変わっていないのか?」
というここ数年で最大のホットイシューをまじめに考えることは時間の空費以外の何でもない、


という実に皮肉な結論に到達する。


なぜなら、9・11という状況を欲した人間が、世界最強の国アメリカの政権の中枢に多数いたとM・ムーアは指摘しているからだ。


どこまでほんとなのかな…



それにしても今日は思わぬところで友達によく出くわした日でした。